×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
夏といえば怪談。お盆が近づいてくると、なぜかこのテの話題が多くなりますね。
この時季、安芸門徒の多い広島では、お墓に供える色とりどりの灯篭が店先に並びます。そういえば、子どもの頃、「子供会」の活動費を稼ぐため、みんなでリヤカーに灯篭を積んで売って歩いたなぁ。今から思えば、こんな宗教色の濃い活動に、よくまあクレームがこなかったなと思います。のどかな時代でしたね。仏教の教義など知らない子どもでも、自然と「あの世」や「ご先祖さま」を意識させられる時代でした。良くも悪くも、共同体の教育力が強かった。だから今でも、あの色とりどりの灯篭を見ると、「今頃、ご先祖さまたちは、きっとウキウキと里帰りの準備をしているんだろうな。早く帰ってお迎えの準備をしなくちゃ!」と思ってしまうのです。
ということで、怖い本を数冊アップしました。秋田書店の「妖怪大全科」「怪奇大全科」は絶版のレアもの。ペーパーバックで文庫サイズというチープさと、濃い~イラストが受けるのか、人気のシリーズです。
坂田靖子の「伊平次とわらわ」(潮出版)はご愛嬌。墓守の伊平次と犬に憑依した「わらわ」のやりとりがコミカルで、怖いどころか癒しの一冊なんだけど、大好きな作品なので。疲れた現代人にオススメの一冊、いやニ冊か。お盆休みにいかがですかぁ~?
PR
Comment