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哲学・思想の専門古書店「星林堂」店主の日々録
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                                                                     by Meg.

・・☆☆クリスマスセール開催のお知らせ☆☆・・

12月10日から25日までクリスマセールを開催します。
おすすめ絵本100冊の中からご注文いただいた方には、送料無料でお届けします。
おすすめ絵本を含む複数冊ご注文の方も、もちろん送料無料!
お買い得なこの機会にぜひどうぞ!!
ご注文は星林堂サイトから。 
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東欧の絵本・雑貨

哲学・思想が専門の星林堂の本棚で、なぜか広いスペースを占めているのが絵本です。
最近は「星林堂さんは絵本が充実してるから」と、10冊、20冊とまとめて注文してくださるお客さんが増えてきました。

単価が高い割には使用期間が短く(子どもが小さいうちだけ)、すぐに絶版品切れになってしまって手に入りにくい絵本は、確かに古本屋で求めていただくのが賢明だろうと思います。ただ、消耗度も高いので、イタミが気になる潔癖症のお母様方にはおすすめできませんが。

バーバラ・クーニー、バーナデット・ワッツ、ル=カインなどお気に入りの絵本はたくさんありますが、一番の注目は、ロシアや東欧の絵本。ハンガリーのマレーク・ベロニカ、チェコのパツォウスカーやチャペック、息子が子どもの頃にボロボロになるまで読んだ「もぐらくん」シリーズのズデネック・ミレル、チェブラーシカの生みの親レオニード・シュワルツマンなどなど・・・共通の温かみのある独特の色使いと素朴さは、眺めているだけでほっこり幸せな気持ちになれます。

最近よくお買い上げいただくのが「雑貨本」。東欧雑貨がブームなのか、旅行と雑貨探しのガイド本やカタログ本が多く出版されています。「雑貨屋さん」は今や女子の憧れだとか。いつか星林堂にも絵本だけでなくカワイイ雑貨を置きたいなぁ~と店主の夢想は広がるのです。。。
8日からの3連休、大阪四天王寺と大阪天満宮の境内で開かれた古本まつりをはしごしてきました。

古本屋のおじさんたちの会話を漏れ聞いたところ「今年は大入りや~(笑)」とのこと。晴天に恵まれ、たしかに大勢の本の蟲たちでどのテントも大賑わいでした。

四天王寺 秋の古本まつりの今年のテーマは「哲学の秋」。どのテントも哲学系の本が目白押しで懐具合と相談しながら選ぶのがひと苦労です。
その中で、哲学系の雑誌がひときわ充実しているテントを発見。「いや~、前に集めてたことがあって」と店主さんの弁。個人がコツコツ集めたものをこうして低価格で譲ってもらえるのだから、古本屋さんって本当にありがたいなぁ、と感謝しつつ数冊購入。まだ若い(少なくとも私よりは)青年店主さんとひとしきり本の話で盛り上がりました。

関西の(特に大阪の)古本屋さんは客との距離が近いような気がします。「こんなこと聞いてアホと思われるかな」とちょっとためらってしまうようなこともいろいろ聞けるし話もおもしろい。地域性なのか心構えなのか。神田の古書店ではこうはいきません。関西の古本屋さんにはこれからも是非とも頑張ってもらいたいところです。

3日間日参して成果はダンボール3箱。会場ですぐに梱包してもらって、わが家へ直送。送料ひと箱500円程度の大口利用者価格で送ってもらえるのが嬉しい。儲けるところはきっちり儲けて、サービスは気前よく!ですね。さすが大阪の商売人!

今月末から京都の知恩寺で恒例の古本まつりが始まります。来月初めには神戸で即売会があるし、これからの季節、あちこちで催しが開かれて古本好きにはたまりません。またはしごしようかな♪♪♪~
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岡山シンフォニー古本まつりに行ってきました。会場はシンフォニービル1階の吹き抜けの広場。
連休でお天気も上々なのに、思ったほどの人出はなく閑散とした印象。本を探すには好都合ですが、棚の数を見ても年々規模が縮小しているようで淋しい限りです。

ひと通り本を見終わったところで、せっかく岡山まで来たのだから後楽園に行ってみようということになり移動。門を入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、広々とした芝生と池。その向こうにお城がど~ん!と控えていて、まさに「健康的」という形容がふさわしい開放的で明るい庭園。しっとりした京都の庭園も好きだけど、豪放な庭もまた良し!と賞賛しつつ、池のほとりの茶店で名物きび団子とお抹茶を堪能しました。(古本屋のブログなのにスイーツの絵が頻繁に登場するのはなぜ?とのコメントも・・・どうもスミマセン)
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柳井の「シュシュ」で。


ツレの実家がある瀬戸内海の大島へ墓参りに行ってきました。帰省中の娘と息子も一緒に、家族そろって久しぶりの遠出です。
もう一つの目的は置きっぱなしのツレの本を持って帰ること。二階の部屋から本を降ろしてみると、管理が悪かったせいか虫に喰われているものも。中でも花輪和一「月の光」の重厚な函がところどころ剥がれてしまっていたのには、かなりショックを受けていました。虫にも好き嫌いがあるのか、全く無傷なものもあるのに、よほど花輪さんの絵がお気に召したようです。

今回持ち帰ったのは、鈴木翁ニ、川崎ゆきお、蛭子能収、永島慎二、勝又進などの漫画で、ほとんどが1970年代に出版されたもの。ページを開くとたちまちあの時代の空気に包まれます。シラケ世代と呼ばれ、無気力、無責任となじられ、明るい展望などまったくなかった時代だけど、今から思えばそれなりに熱い思いもあって青春してたんだよね。あれから30有余年・・・肩まであったロン毛は今や見るかげもなし(文字通り!)。

帰る途中、柳井にある「あさひ製菓」直営店「シュシュ」へ。ここはお菓子を買いに立ち寄るだけでは絶対もったいない!是非ともお茶をいただきたいところ。紅茶は何種類もある中から選べるし、マイセンやミントン、ウエッジウッドの素敵なカップでサービスしてもらえるし、大きな薪ストーブはあるし、四季折々の花が咲くイングリッシュ・ガーデンはあるし・・・とにかく、お店ごとお持ち帰りしたくなるような素敵なお店なのです。今回は紅茶と一緒にいちじくのパウンドケーキとスコーン、プチシューをいただいて、ちょっと贅沢なアフタヌーンティー。ウチの近くにもこんなお店があったらなぁ~。。

持ち帰った本はクリーニング後にアップする予定です。日本漫画史に燦然と輝く名作の数々。虫たちに食べさせておくのはもったいなさすぎ。後世に残しておくのが古本屋の使命というものでしょう。



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