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哲学・思想の専門古書店「星林堂」店主の日々録
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妖怪本

類は友を呼ぶのか、妖怪の本がやたらと増えてきたため、思い切ってホームページに「妖怪」のジャンルを新設しました。
古い本はありませんが、水木しげる氏をはじめ、荒俣宏・京極夏彦・湯本豪一・香川雅信・アダム・カバット・村上健司・多田克己といった、当代きっての妖怪ものの書き手が勢ぞろい。ビジュアル的にも楽しめるものばかりです。
妖怪は不気味でグロテクスですが、そこはかとなく郷愁や悲哀を感じさせ、それがせちがらい現代に生きる私たちの一種の癒しとなっているのでは・・・と、これは妖怪に肩入れし過ぎの意見でしょうか。でも実際、描かれた妖怪たちの姿を眺めていると、ふにゃ~と気分が緩んでくるのは確か。ゲゲゲの鬼太郎の歌ではないけど、学校も試験も、世の中のしがらみが何にもない世界で生きられたら楽だろうな~と思ってしまいます。
一家に一冊妖怪の本を!お求めは星林堂で。
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 左上:ラファエロのアテナイの学堂を用いたデザイン
 左下:ドッペルマイヤーの天球儀とキリスト教古星図を用いたデザイン

星林堂ショップカードと栞


友人が素敵なショップカードと栞を開店祝いにプレゼントしてくれました。
デザインは友人の友人のプロのオペレーターさんで、普段は商業広告を手がけている方だとか。
一度お会いしましたが、実に謙虚な方で、まずはそのお人柄に心酔。素人のわがままな要望もイヤな顔ひとつせず聞いてくださって、2種類とも店のイメージぴったりに仕上げてくださいました。さっそく写真立てに入れて机に飾りました。周囲の評判も上々です。本当にお世話になりました。それから、こんな素敵なプレゼントをしてくれた友へ、心からの感謝を!
カードは店の営業用として、栞はお買い上げいただいた方に商品に添えて送る予定です。お客様にもきっと喜んでもらえるはずです。店のイメージデザインとして末永く使っていきたいと思っています。

漫画

ホームページ上に新たに「漫画」のジャンルを追加しました。
まずはファンの多い林静一、安部愼一、鈴木翁二、辰巳ヨシヒロなど「ガロ」(青林堂)で活躍した作家たちの作品をアップしました。限定出版でシリアルナンバーつきの本や著者サイン入りの本も数冊あります。
他の商品もこれから順次アップしていきますのでお楽しみに。

京都下鴨神社古本祭り恒例「三邑会」の紙芝居

下鴨神社の古本まつりから帰って、早くも10日。あっという間に時間がたってしまいました。

放射能問題で揺れた五山の送り火は、今年は残念ながら見ずじまいでしたが、恒例の夏のマイ行事、「幽霊図」めぐりは、暑さにめげず敢行してまいりました。
一昨年は六道珍皇寺の「地獄絵図」、昨年は曼殊院の「幽霊図」、今年は高台寺の「百鬼夜行展」と、毎年、天然の涼?を求めて暑い京都を駆け回っています。「百鬼夜行展」では円山応挙の「幽霊図」も見ることができたので得した気分です。

3日連続して通った「下鴨神社古本まつり」では、今年も会えました!「三邑会」の紙芝居!初日はやってなかったので、今年はないのかなと残念だったのですが、良かった!土日のみの開催だったようです。すっかりおなじみとなった演目の「怪奇 蝋人形」、三邑会メンバー古橋さんの怪演で堪能することができました。これがなくちゃ京都の夏じゃないよね!

昨日までに、帰省した際に実家から持ち帰ったダンボールを整理して、哲学書、仏教書など約100冊を新たにアップしました。これらはほとんどが20代の頃に買い求めたもの。ページを繰ると、あの頃貪るように読んだ青春の記憶が甦ります。あれから?十年・・・道を求める清新の志はいったいどこへ行ってしまったのでしょう。願わくば、未来を担う若い人たちの糧とならんことを。
星林堂は8月10日から13日まで、お盆休みをいただいております。

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待望の京都下鴨神社の古本まつりが始まりました。

関西一円の古本屋さんが一堂に会する恒例行事。今年は80万冊を超える規模だとか。
本がいっぱい入って重そうなビニール袋をぶらさげた人々とすれ違うたびに、もう本がなくなってしまったのではないかという焦燥感にかられます。80万冊だもの、そんなワケないのですが。はやる気持ちを抑えて参道を進むうちに・・・見えてきました!深い木立の中に並ぶテントの波。初日だというのに、どのテントも人、人、人。さすが夏の京都の定番行事です。

さっそく無料で配られている団扇をゲットして人の群れの中へ。
かき氷やジュースを売る屋台が並ぶ南側は混雑していたため、神社に近い北側から見て回ることにしました。こちらには例年通り、児童書のテントが並んでいます。去年も一昨年も、大阪三邑会メンバーによる「紙芝居」の上演があったのだけど、今年はないのかな?レトロで怖いあの紙芝居が見れないのは、ちょっと残念!

京都では春、夏、秋と大きな古本まつりがありますが、この夏の古本まつりが私は一番好きです。何といっても、ロケーションが素晴らしい!会場となっているこの糺の森は、高い樹々に囲まれ、小川が流れているせいか、気温が市内に比べて2~3度は低いように感じます。昼なお暗い森の中、裸電球の下で古書を探すのは、ここならではの風情です。小川のほとりにはシートを敷いてお弁当を広げる家族連れの姿も。水遊びができるので、確かに子供連れでも退屈しないでしょうね。

黙々とワゴンに並ぶ本と格闘すること数時間。足が棒になったところで、お楽しみはまた明日に残して帰途につきました。本日の釣果はわずか3冊。でも前から欲しかった道成寺ものの絵本がゲットできたので満足です。さあ、明日も朝から繰り出すぞ~!
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